- 2024-7-25
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IZUTSUYA、最新のAI技術とモデリング技術を組み合わせた3Dスキャニング技術を確立
AI技術と3Dスキャニングで3D化・アーカイブを行うデジタルアセット企業 IZUTSUYA は、最新のAI技術とモデリング技術を組み合わせた3Dスキャニング技術を確立した。難しいと言われる建造物の外観、内観の3Dスキャニング・3D化を実現し、さらに自社が運営する3Dアセットのマーケットプレイスにブロックチェーン技術を活用してアーカイブ化、販売運用、希望の外部サイトへの埋め込みなども可能になる。
物件情報は3D内覧の時代に
建築デザインの段階で3Dデータは必ず制作されるため、その活用の幅が広がっている。新築で3Dデータがあるものであれば、そのままAR・VRやウェブ上でのインタラクティブな内覧が徐々に始まっており、既存データを同社が運営する3Dプラットフォームに登録すれば、そのままそのデータを活用して間取り図や簡易内覧を提供することが可能だ。また、3Dデータ自体は今までだと作って終わりだったケースが多かった建築業界において、ブロックチェーンにアーカイブ化し、データの売買を行えるようにすることで、映像制作やゲーム制作で使われたい企業に建築デザインデータを販売することも可能になった。既に建築から期間が経ってしまった建物でも最新のAI技術とモデリング技術の組み合わせで、3Dスキャニングを行い、3D化することもできるようになったため、一般住宅ももちろん、歴史的建造物を高精度かつ安価でアーカイブしていくこともできるようになった。
歴史ある茶室の3Dスキャニングに成功
3Dデータ化することで新しい映像表現も容易に
同社が入居しているオフィスは新富町駅前にひっそりと佇む古民家「井筒屋」。約100年前の大正後期に建造された木造3階建ての建物で、関東大震災や大戦による消失を免れ、再開発が著しいこのエリアでビルに囲まれながらも奇跡的に残っている建物だ。外観に現在の質感を残した3Dデータ化することで、建物データをアーカイブし、更にそのデータを元に映像作品の制作も行った。
the design galleryの外観3Dスキャニングデータ
2024年4月に飾られた枝垂れ桜を同社オフィスの中で咲かせた動画。この枝垂れ桜は美術館のイベント会期中に白からピンクに色を変えて来場者を驚かせた。枝垂れ桜も3Dスキャンし3D化し、本来場所も時間も超えた2つの実在するものをコラボさせ、現実では建物の中に置くことや色の変化を一瞬で行うことができないが、3Dデータの組み合わせだからこそ本来できない表現や演出を行うことができた。
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