- 2026-5-8
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- 3D bioprinting, Medical, テクノロジー, 医療
防水・軽量・通気性を備えた3Dプリントギプスが骨折治療の負担を軽減
シンガポール発のスタートアップ Castomize は、骨折治療の快適性と医療現場の効率向上を目的に、熱で柔らかくして装着できる3Dプリント製ギプスを開発した。防水性、通気性、軽量性を備え、従来のギプスで起こりやすい圧迫や蒸れの課題を減らす新たな医療用3Dプリント技術として注目されている。

一般的な3Dプリンターで製造可能なこのギプスは、加熱すると柔らかくなり、患者の腕や足に合わせて成形できる。従来の石膏ギプスは重く、蒸れやかゆみが起きやすいほか、装着時の締め付け調整も難しかった。一方、この3Dプリント製ギプスは軽量で通気性が高く、防水仕様のため日常生活で扱いやすい点が特徴で、再加熱すれば形状調整も可能で、再装着にも対応する。

また、完全オーダーメイドではなく、標準サイズを熱成形で患者に合わせる方式を採用し、3Dスキャンを不要にすることで、平均25%のコスト削減効果があるという。
医療分野における3Dプリンターの活用は、これまで手術用モデル、歯科補綴物、インプラント、装具などを中心に広がってきたが、今回のギプスは、患者が日常生活で直接使う身近な医療用品に3Dプリント技術を応用した事例であり、医療の個別最適化をより現実的な形で進める動きといえる。
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