- 2025-3-19
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Aki Hamada Architects、3Dスキャンと3Dプリント技術を駆使したテーブル「Floating wood」を発表
日本の建築設計事務所である浜田晶則建築設計事務所(Aki Hamada Architects)は、自然の木材を3Dスキャンし、デジタルデータ上で加工・編集した3Dプリンタ製の半透明なテーブル脚として再現したテーブル「Floating wood」を発表した。このデザインは、自然の形状と質感を忠実に再現しつつ、現代的な素材と技術を融合させたものである。
All Photo : Aki Hamada Architects
テーブル脚に使用されている酢酸セルロースは、木材繊維や綿などの天然素材から作られる生分解性の高い素材で、環境に優しい特性を持つ。また、半透明であるため、光を通すことで空間に軽やかさと独特の美しさをもたらす。
このプロジェクトでは、自然の木材を3Dスキャンし、そのデータを基に3Dプリント技術を用いてセルロースアセテート製のテーブル脚を製作。これにより、木材の持つ独特の形状や質感を忠実に再現しつつ、現代的な素材と技術を融合させたデザインが実現されている。
テーブルの天板には、通常ならば製品化されずにチップとして廃棄される、虫に食われた楢材を活用。虫が自然に生み出したドット状の模様は、1つ1つ異なる個性的な表情を持ち、テーブルごとにユニークな価値を生み出している。
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