自然の造形美を3Dプリントで再現したテーブル「Floating wood」

Aki Hamada Architects、3Dスキャンと3Dプリント技術を駆使したテーブル「Floating wood」を発表

日本の建築設計事務所である浜田晶則建築設計事務所(Aki Hamada Architects)は、自然の木材を3Dスキャンし、デジタルデータ上で加工・編集した3Dプリンタ製の半透明なテーブル脚として再現したテーブル「Floating wood」を発表した。​このデザインは、自然の形状と質感を忠実に再現しつつ、現代的な素材と技術を融合させたものである。

All Photo : Aki Hamada Architects

テーブル脚に使用されている酢酸セルロースは、木材繊維や綿などの天然素材から作られる生分解性の高い素材で、環境に優しい特性を持つ。​また、半透明であるため、光を通すことで空間に軽やかさと独特の美しさをもたらす。

このプロジェクトでは、自然の木材を3Dスキャンし、そのデータを基に3Dプリント技術を用いてセルロースアセテート製のテーブル脚を製作。​これにより、木材の持つ独特の形状や質感を忠実に再現しつつ、現代的な素材と技術を融合させたデザインが実現されている。

テーブルの天板には、通常ならば製品化されずにチップとして廃棄される、虫に食われた楢材を活用。虫が自然に生み出したドット状の模様は、1つ1つ異なる個性的な表情を持ち、テーブルごとにユニークな価値を生み出している。


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