人気ゲームFIFA15 スキャンデータから頭部モデルを造形

EAスポーツの人気ゲームソフトFIFA 15に利用したスキャンデータから現役選手達の頭部3Dプリントモデルを生成

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EAスポーツの人気ゲームソフト「FIFA 15」(日本発売日は2014年10月9日)
日本でも人気の高いFIFAシリーズ。同タイトルに登場する選手達は、専用スタジオにて高精細3Dフォトスキャン技術を利用しフェイススキャンを行い、ゲーム用データとして構築される。

このプロジェクトでは、提携する3DPRINTUKの協力を得て選手たちの頭部のデータを3Dプリント造形。
今回の造形にはEOS P100 SLS 3Dプリンターとナイロン(PA2200)素材をベースに3Dプリンティング。

元々ゲーム用に生成されたデータをそのままプリント造形することは出来ないため、スキャンした頭部データに4mmの肉付け加工を施し、3Dプリント用にカスタマイズ。

頭部をプリントされたのはプレミアリーグで活躍する下記4選手達
トッテナムのクリスティアン・エリクセン、チェルシーのエデン・アザール、マンチェスターシティのセルヒオ・アグエロ、リヴァプールのリッキー・ランバート。

自身の頭部モデルを手にする クリスティアン・エリクセン
左は塗装仕上げを施したプリント頭部で、右はナイロン素材による積層直後の頭部モデル。本人はかなり満足げな様子ですねw

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複数のデジタルカメラによるフォトリアルスキャンから、テクスチャ込みの3Dデータを生成。

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フェイススキャンによるゲームキャラクターのリアルさの追求は、タイトルが更新される度に増してきていますが
今後、スキャン技術やセンシング技術が向上していくと、実際の試合の様子をリアルタイムキャプチャし、ゲームやその他の映像処理に活用されるようになるかもしれませんね。スポーツ用品メーカーも、ボールやシューズなどにセンサーを埋め込む技術の開発などが進んでいるようなので、数年後のサッカー中継の場には、今までにない新しい世界が広がっているかもしれませんね。サッカー好きの筆者としても楽しみな部分です。
次の東京オリンピックのころには、また何か新しい形のサッカー中継などがみられるかも?

FIFA 15 日本発売は2014年10月9日

 

 

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