- 2015-7-1
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アラブ首長国連邦のひとつドバイに建設される世界初の3Dプリントオフィス
アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつであるドバイは、政府の公式プロジェクトとして、世界初の3Dプリントオフィスをドバイ市街の中心部に建設する予定です。
ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏(ドバイ副大統領と首相を兼任する世界的な大富豪)による指導の元、同プロジェクトのリーダーを務めるのは、以前ご紹介したこちらの記事「中国企業が6階建の3Dプリントアパートを公開」で、コンクリート製3Dプリント住宅やアパート建設を展開する中国ベンチャー企業のWinSun。
2,000平方フィートの建設予定地には、特殊強化コンクリートや繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化石膏などの複合材料を利用した、3Dプリントオフィスが建設される予定。造形には20フィート超の造形が可能な特殊な3Dプリンタを開発利用。
またこのプロジェクトでは、50~80%の人件費削減と、30~60%建設廃棄物の軽減を目標としている。また、3Dプリント造形されるオフィスの総工事計画日数は、わずか数週間?!
ただし、この工期内に内装仕上げ等の細かな工事がどこまで含まれているのかは不明です。
建設予定地はMuseum of the Futureの直ぐ目の前
内装イメージ(CG)
僅か数週間の工期ではここまで仕上がらないと思いますが、完成が楽しみですね。
同国は既に、Museum of the Futureの建設に3Dプリント技術の活用を発表しており、今回の3Dプリントオフィス建設なども含め、技術力の高さを世界に知らしめたい思惑があるようです。
複雑なデザインのMuseum of the Future
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