- 2014-9-16
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Cooksongold&EOSはPRECIOUS M 080をベースに腕時計や宝飾品の造形に最適なDMLSシステムをリリース
DMLS(ダイレクト金属レーザー焼結システム)大手EOSから、小型低価格なDMLS機 PRECIOUS M080とCooksongoldの貴金属粉末をベースに、腕時計や宝飾など小型サイズの造形に特化したDMLSシステムを構築。
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id.artsでは、20年以上に渡り毎年数多くの腕時計や宝飾品のデザイン開発を手掛け、様々な商品を世に送り出しておりますが、こういったツールは正に我々が求めている仕様と言えます。
PRECIOUS M 080は、宝飾品や腕時計産業に特化し開発された粉末管理システムを要し、粉末材料を容易に切り替えることが可能になっています。機能紹介動画でも分かる通り、従来の大型DMLSとは異なり、小型カートリッジを利用することで、造形品の抽出や粉末材料の除去が簡単になっていますね。
Cooksongoldによって開発された金属粉末は、M 080のシステムに最適化されており、より高精細な貴金属造形が可能になっています。また、今後は様々な材料の追加も検討しているようです。
PRECIOUS M 080スペック
- ビルド(容積):Ø80mm×100mm
- レーザータイプ:Yb-fibre laser, 100 W
- 精密光学部品:F-theta-lens、高速スキャナ
- スキャン速度:最大7.0m/s(23 ft./sec)
- 焦点径:30μm未満
- 電源:13 A
- 消費電力:最大2.3キロワット
- 外部ガス供給:4.000ヘクトパスカル; 50リットル/分(58 PSI; 1.8フィート³/分)
- 寸法(B×D×H):800mm×950mm×1850mm
- 推奨設置スペース:1m×3m×2.5m
- 重量:580kg
- ソフトウェア:OS RP Tools, Offline PSW
- CADインタフェース:STL
- ネットワーク:イーサネット
同システムを利用し造形された18kイエローゴールドウォッチ(原型40.8kg~加工後34.1kg)
宝飾の世界では、以前から高精細3Dプリンターによる鋳造原型製作などを頻繁に行ってきましたが、こういった小型で使い勝手のよりDMLSシステムが登場することで、より一層製品開発の幅が広がっていきそうです。
腕時計の分野では昔から焼結系の技術は利用していますが、高精細造形が可能なDMLSシステムを利用することで、一点モノなどの造形にもより短時間&低コストで対応が可能なります。腕時計造形の場合、当然切削等の後加工が必須となりますが、精度の高いDMLS造形により後加工の工程も少し変わってくるのではないでしょうか。
時計や宝飾品の開発を手掛けるid.artsとしては、直ぐにでも活用してみたい機種です。
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