セレンディクスは須賀川市と提携し、3Dプリンター住宅による迅速な住まいの供給体制を構築
日本初の3Dプリンター住宅メーカーであるセレンディクスは、福島県須賀川市と「災害時における住宅等の供給に関する協定」を締結。本協定では、災害が発生した際、または発生する恐れがある場合に、須賀川市からの要請を受け、3Dプリンターを活用して建設される応急仮設住宅や復興住宅、即時設置型避難所、休憩施設、救護施設などを優先的に供給する。また、平時から住宅の仕様や施工期間、供給可能棟数などの情報を市と共有し、有事に迅速に対応できる体制を整備する。

災害発生後は、多くの被災者が住まいを失う一方で、仮設住宅の建設には資材や人材の確保、現地での施工準備などに時間がかかることが大きな課題となっている。近年は建設業界全体で人手不足や資材価格の高騰も続いており、災害発生後に供給体制を整えるだけでは迅速な対応が難しくなっている。
こうした課題に対し、セレンディクスの建設用3Dプリンターによる工法は、住宅のパーツを工場であらかじめ製造し、現地では短時間で組み立てる方式を採用している。これにより、必要な作業人数を抑えながら工期を短縮でき、被災地へより早く住まいを提供できる点が大きな特長である。

同社は2024年、能登半島地震の被災地である石川県珠洲市に復興住宅モデル「serendix50」を建設し、実際の復興支援を通じて災害対応のノウハウを蓄積してきた。この経験から、災害が発生してから準備を始めるのではなく、平時から自治体と連携し、供給体制を構築しておくことの重要性を強く認識したという。
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