間もなく出荷?大型3DプリンターBigRep ONE

約1.3㎥の積層造形が可能な大型3Dプリンター BigRep ONE

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従来の3Dプリンターでは対応できなかったリアルスケールの家具などが一度に造形できる大型3Dプリンター「BigRep One」。予定では、間もなく出荷開始のようです。

なぜ大型造形機が必要なのか?
開発側趣旨として、造形サイズに限界がある従来のデスクトップ型3Dプリンタと、高額な業務用ハイエンド機の中間に位置する造形機を目指し、様々な用途に実使用できる機種を開発することが目的だったようですね。実寸レベルの造形が可能と言うことで、家具やオブジェなど、従来のパーソナルプリンターでは実現が難しかったサイズの造形が可能となっています。

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課題も多そうなBigRep One

問題は、この造形サイズでいかに安定した積層をキープ出来るか?ですね。
積層面積が大きい分、僅かな積層エラーが後々の造形品質に大きく影響してきます。コンマ数ミリのズレが、完成後数十ミリ単位のズレになっている可能性もあります。また、材料の品質や温度管理などによる様々なエラーでミスプリントとなった場合、ロスする時間や消耗材料の容量はかなりのモノになります。開発サイドもこの辺りの安定性追求に注力しているようですが、簡単にクリアできる課題ではないため、今後の対応が気になりますね。ユーザーとしては、よほど特殊な造形品で無い限り、この機種一台だけで積層物を完成させることは難しいのかな?と感じています。
とはいえ、レギュラー業務としてプロダクトやインテリアのデザイン開発を展開するid.artsとしては、製品開発の段階でちょっと利用してみたい機種ではあります。現在では、リアルスケールの大型造形物を高精度で積層するためには、下記に紹介したような工業用ハイエンド機器が必要となってきます。元々サービスビュローなどで扱われている機種ではないため、造形に対応できる事業者が限られてしまいます。製品開発を手掛ける側としても、限られた選択肢の一つとして是非利用してみたいところです(安定した造形が可能になった場合)。

 

BigRep One 基本スペック

  • 造形面積:1147mm x 1000mm x 1188mm (約1.3㎥)
  • 解像度:100ミクロン – 1mm
  • ツールヘッド:x2
  • 造形方式:FFF、CNCフライス盤(オプション)
  • 造形材料:PLA、ABS *、PVA *、HDPE *、PC*、NYLON *、TPE *、LAYWOOD *、LAYBRICK * (* 対応予定)
  • 希望小売価格:$ 39,000.00 |€29.000,00
  • 出荷予定時期:2014年4月~5月

 

工業用大型FDMプリンター「FORTUS 900mc」

350万円相当の「BigRep ONE」が、アート系やホビーユースに適した大型造形機とすれば、こちらは本物の工業用造形機。BigRep ONEとの比較用ではなく、参考資料としてご紹介してみましたw
他にも大型の工業用造形機はありますが、そちらについては後日改めてご紹介する予定です。

車のドアパネルも一度に造形出来てしまう大型3Dプリンタ「FORTUS 900mc」
元々自動車の世界と共に発展してきた3Dプリンターは、造形サイズの基準値が自動車部品等のサイズを意識したモノになっています。実際、自動車部品を開発する企業の開発室などではFORTUS 900mcを見かけることがあります。実寸サイズの自動車部品を造形し、組み付けなどの機能テストや様々な検証に利用されています。
本体を目の前で見るとかなりの迫力ですが、価格もかなりの迫力ですw 専用の電源回りと超音波洗浄機だけでも欧州高級スポーツカー並みの価格です!

900mc

  • 造形サイズ:914mm × 609mm × 914mm
  • 積層ピッチ:ABS M30 : 0.127/0.178/0.254/0.33、ABS-ESD7:0.178/0.254、PC :0.178/0.254/0.33、PC-ABS : 0.178/0.254/0.33、NYLON12:0.178/0.254/0.33、PPSF : 0.254、ULTEM : 0.254
  • 造形材料:ABS-M30、ABS-ESD7、PC、PC-ABS、NYLON12、PPSF、Ultem*9085
  • 本体価格(定価):78,000,000円/フルオプション価格 94,433,000円
  • FORTUSシリーズに関する問い合わせはこちらへ

 

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