Appleは3Dプリントモールドと溶融金属から電子部品などを作成する技術に関する特許を出願
2015年12月、Appleがマルチカラー3Dプリント技術に関する特許を申請した件をお伝えしましたが
今回新たにAppleから申請された特許は、3Dプリント金型に液体(溶融した)金属(アモルファス合金)を充填し、電子部品を成形するための技術に関するもの。
いわゆる鋳造的な技術の応用ですが、旧来からあるセラミックを使った金型ではなく、3Dプリントモールドを利用することで、冷却のための温度管理の最適化や、材料ロス軽減に伴うコストダウンを含めた効率化を目的としているようです。
- 3Dプリント(additive manufactureing)等を使用し3D鋳型を形成
- 鋳造用金型を使用
- アモルファス合金を溶融
- 金型を加熱
- 金型の真空源を介して真空状態を適用
- 金型を振動
- 溶融したアモルファス合金で3Dモールドを埋める
- 気泡を除去
- 3Dモールド内のアモルファス合金を急冷
- 3D金型を除去
強靱性、耐食性、軟磁性等の優れた性質を持つアモルファス金属の特徴を生かし、新しいスマートフォンやタブレット、音楽プレイヤーなどの電子機器への組み込みができる?と思われる技術。
今後の新製品開発へこういった技術が応用されるのでしょうか。
専門的な知識を有する方であれば、原文からより詳細な情報を引き出せるかと思います。興味ある方はこちらをご参照ください。
関連記事
- Appleはマルチカラー3Dプリント技術特許を申請
- 世界初のメタル噴射3Dプリンタ「XJet」が追加資金調達
- 超高速3DプリンタCarbon3Dがサービスプログラムを開始
- フルカラー3DプリンタのDIYキットが登場!
- ついに出た!Apple製3Dプリンター!?
- Electroloomが小型の布地3Dプリンターを開発
- uMakeが5百万ドル超の資金調達に成功
- 最新OS XがSTLプレビューに対応
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp