3Dプリント製水上タクシーがギネス記録更新

Al Seer Marineが世界初の3Dプリント製水上タクシーを発表、ギネス世界記録を更新

アブダビの海運業 AD Ports Group 傘下でアラビア海域をリードする海洋会社 Al Seer Marine と、複数の海事サービスを提供する Abu Dhabi Maritime は、アブダビ国際ボートショーで、3Dプリント技術を使用して製造された世界初の3Dプリント製水上タクシーを発表した。この3Dプリント製ボートは、世界最大の3Dプリント製ボートとしてギネス記録を更新した。

リサイクルされたPIPG(30%のガラス繊維とUV安定剤)材料と、Al Seer Marineが有する世界最大複合3Dプリンティング施設で作られた全長11.980メートル、全幅3.594メートルの3Dプリント製水上タクシーは、乗員を含む29人の乗客と自転車や車椅子専用のスペースを備えている。

同社が掲げる環境対策と実用性の融合は、現代の交通手段のあり方を再定義するものであり、この3Dプリント製ボートは、2024年後半にはアブダビの水上タクシー網で活用されることが予定されている。

Al Seer Marine CEOのGuy Neivens氏は今回の発表について次のように述べている。
「この記録達成は、持続可能な実践と先駆的なエンジニアリングに対する私たちの揺るぎない献身の証です。この取り組みはギネス世界記録の達成にとどまらず、より環境に優しい技術の採用を促す、業界への明確な呼びかけとして機能します。持続可能な未来への取り組みの象徴である、この水上タクシーを、自社の施設内で製作することに大きな誇りを持っています。」

Al Seer Marineの世界最大複合3Dプリンティング施設


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