Formlabs、大型SLSシステム「Fuse X1」を発売

Formlabsが大型SLSを刷新、低コスト・高スループットで産業用3Dプリント技術の活用領域を拡大

米国の3Dプリンターメーカー Formlabs は、高い生産性と優れたコスト効率を実現し、製造現場における3Dプリント活用を加速させる新製品である大型SLS方式3Dプリンター「Fuse X1」を発売した。

「Fuse X1」は、同社のSLS方式3Dプリンター「Fuse 1+」のビルドボリューム 165×165×300mmを330×330×565mmへと大幅に拡大し、レーザー出力もFuse 1+の30Wから120Wへと4倍に強化し、より大きく、より速く部品を作れるようになった次世代マシンとなっている。
製品価格は価格は84,999ドル(約1360万円)からで、従来の産業用粉末床溶融結合方式のシステムに比べて、部品1点あたりのコストを約50%削減し、処理能力を約3倍に高められるとしている。

SLS方式は、粉末材料の温度が安定しないと、反りや寸法誤差、造形不良が起こりやすいが、「Fuse X1」は、造形中の熱データを高い頻度で処理し、最初の層から最後の層まで安定した状態を保つことで、大型部品や多数の小型部品を効率よく作れるように造形室内を13の熱ゾーンとして個別に制御する技術「Adaptive Thermal Control」を搭載。
また、AIを活用した「Print Intelligence」も搭載。これは、造形中の各層をリアルタイムで監視し、異常が見つかった部分を検出する仕組みで、問題のある部品だけを以降の造形対象から外すことで、材料の無駄や失敗による損失を抑える。

「Fuse X1」は、プリンター本体に加え、粉末回収用の「Fuse Sift X1」、自動粉末搬送用のバキュームコンベア、後処理装置「Fuse Blast」の高容量構成などを含むエコシステムとして展開される。造形、粉末回収、清掃、仕上げまでを一連の流れとして整えることで、工場内での3Dプリント運用を効率化する設計だ。


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