- 2026-4-13
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米空軍契約で進む3Dプリンター製ジェットエンジン開発、低コスト量産と実用化が加速
3Dプリント技術でジェットエンジンを製造する米国企業 Beehive Industries は、無人攻撃機向けジェットエンジンの開発を加速するため、米空軍から2,970万ドルの契約を獲得した。3Dプリント技術で製造工程を抜本的に簡素化し、群れ型ドローンや量産型兵器に対応できる安価で小型のエンジン実用化を目指す。

契約の背景にあるのは、防衛調達の発想転換だ。「高性能だが高価で数がそろわない兵器」から「現実的な価格で大量に確保できる兵器」へと、ドローンや使い捨ての小型飛行体への需要が高まる中、この流れは加速している。
今回の資金は、推力200ポンド級の「Frenzy 8」を機体に組み込んで飛行試験・認証まで完了させること、そして推力100ポンド級の「Frenzy 6」について試験用エンジンの製造と飛行実証の準備を進めることに充てられる。

これらの課題解決のキーとなるのが3Dプリンターである。従来のジェットエンジンは無数の部品を個別に加工して組み上げる必要があったが、3Dプリンターなら複雑な形状を一体成形に近い形で出力できる。これにより部品点数が減り、組み立て工程が省かれ、コストと納期の両方が改善される。まとまった数を短期間でそろえなければならない防衛調達には、打ってつけの製造方式といえる。
Beehive Industriesはこの1年でFrenzy 8の地上・高高度試験を重ね、2026年からの量産開始に向けた道筋を固めてきた。今回の契約は研究への支援というより、試験段階から量産準備段階へ踏み出すための後押しである。
同社CPOのゴーディ・フォリン氏は、複雑な供給網を3Dプリントによる推進システムへ置き換えることで「手ごろな価格で十分な数」という現代の抑止力に不可欠な条件を満たせると語っている。
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