再生医療を加速する新型バイオ3Dプリンター誕生

サイフューズとNSKが連携、再生医療向け3D細胞製品の量産を可能にする新技術を確立

独自のバイオ3Dプリンティング技術を活用して再生医療等製品を開発する再生医療ベンチャーであるサイフューズは、日本精工(以下 NSK)と連携し、再生医療・3D細胞製品の普及と商業生産の実現に向けた新型バイオ3Dプリンタを共同開発した。

近年、再生医療や細胞治療の分野は急速に成長しており、これに伴い細胞を安定して大量に生産する技術の確立が重要な課題となっている。こうした背景のもと、両社は2022年より3Dプリント技術を活用した製造工程の自動化・機械化に取り組み、段階的に技術開発を進めてきた。
今回開発された新型バイオ3Dプリンターは、サイフューズ独自のバイオ3Dプリント技術と、NSKが長年培ってきた精密制御技術を融合したもので、従来機「S-PIKE®」の設計思想を継承しつつ、より大きな組織を作製できるよう進化しており、再生医療の実用化に向けた重要なステップとなる。これは、細胞を積み重ねて立体的な組織を作る3Dプリンターの仕組みを応用したもので、人体の組織に近い構造を人工的に作り出すことが可能となる。
さらに、本デバイスは製造工程の大幅な効率化も実現。これまで複数の工程に分かれていた細胞の分注や積層作業を一体化し、安全キャビネット内で自動的に処理できるようにした。これにより、作業の安全性を確保しながら、安定した品質での生産が可能となる。また、NSK製の低発塵かつ除染対応のアクチュエータを搭載することで、製造時のリスクを低減し、医療用途に求められる高い衛生基準にも対応している。

本デバイスは2026年3月19日から20日に開催される「第25回日本再生医療学会総会」の企業展示(NSKブース)にて公開される予定である。


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