未来の宇宙食?3Dプリント寿司

山形大学とIHIが共同開発、宇宙旅行者のために開発された3Dプリント寿司

IHIの子会社でロケット飛翔体の総合メーカーのIHIエアロスペースと山形大学は、ノードソンEFDジャパンと連携し、宇宙空間でも食べられる3Dプリント寿司の試作に成功した。3Dプリント技術を活用し、軽量かつ保存性の高い“寿司”の形をした食品が、将来的に宇宙観光の定番食となる可能性が高まっている。

IHIエアロスペースと山形大学は、調理道具も職人も不要な、3Dプリント技術による新たな寿司を設計。3Dフードプリンタではペースト状の素材がよく使われるが、今回のプロジェクトでは、腐敗しやすいウニを常温保存可能なペースト状に加工し、ノードソンEFDの「PICO Pulseジェットバルブシステム」を用いて、300ミクロンのノズルからしゃり上にウニペーストネタを積層した。

開発チームは、将来的にこの技術が宇宙だけでなく、病院や介護施設といった嚥下機能に配慮が必要な環境でも役立つ可能性があるとしている。現時点ではあくまで技術実証段階であり、実用化されるまでには時間を要するが、宇宙空間において食生活を豊かにするために、3Dプリント技術が果たす役割はますます大きくなると考えられる。
重量の削減、保存性の向上、美観の再現など、従来の調理では難しかった課題を解決する3Dプリント寿司の登場は、食の未来を示唆しており、新たな調理スタイルとしての応用が期待される。

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