Formlabs、超高速3Dプリント後処理装置「Form Cure(第2世代)」リリース

圧倒的な高速化と大容量化で、3Dプリントの生産性を劇的に向上させる「Form Cure(第2世代)」

マサチューセッツ州に本社を置く3Dプリンタメーカー Formlabs は、第1世代「Form Cure」と比較して、処理速度を最大8.6倍高速化した新世代の二次硬化装置「Form Cure(第2世代)」をリリースした。

今回リリースされた「Form Cure(第2世代)」は、LEDの数を13個から48個に大幅に増やし、LED出力を39Wから150W、放射力を9.1Wから50Wまで大幅に強化。庫内の加熱時間を劇的に短縮し、一般的なレジンでは従来の約5分の硬化時間をわずか1分に短縮することに成功した。さらに耐熱仕様のハイテンプレジンでは、従来120分を要していた処理時間が、15分にまで短縮されている。また、庫内のサイズも拡大され、円テーブル径が4cm以上広がり、最大造形高さは185mmから245mmに増加した。これにより、「Form 4」で造形したほぼすべてのパーツを簡単に収容でき、一度に処理可能な造形品の数量やサイズも向上している。

Form Cureは3Dプリント後、洗浄工程を終えたモデルを適切に硬化させ、強度と性能を飛躍的に高めるための後処理装置であり、操作は非常にシンプルで、造形物をセットして材質を選択すると、装置が自動的に温度と時間を設定し、最適な硬化処理を行う。
さらに上級ユーザー向けには、複雑な部品に対応したカスタマイズ可能な硬化プロファイルを作成・保存できる機能も備えている。また、生体適合性材料の硬化処理においては、規制当局が定める安全基準を遵守した処理が可能であり、各種素材に最適化された設定が用意されている。

Formlabsは、Form Cure(第2世代)の導入により、3Dプリント技術のさらなる生産性向上と品質向上を強力にサポートしていく。


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