Phrozen、Arco3DプリンタとChroma Kitの発売を再延期

Phrozen、デザイン変更および中国の旧正月を理由にArco 3DプリンタとChroma Kitの発売を再延期

台湾の3Dプリンタメーカー Phrozen は、クラウドファンディング Kickstarter で2億超の支援を受けた新型3Dプリンタ「Arco」およびマルチカラー対応フィラメントシステム「Chroma Kit」の発売を再び延期すると発表した。2024年7月に出荷開始を予定していた同システムは、2024年11月への延期を発表していたが、今回新たに2025年4月への再延期を発表した。
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同社はこの延期理由として、デザイン変更と中国の旧正月を挙げている。
Chroma Kitに関しては、ユーザーの要望を反映し、フィラメントを供給するチューブが1本から4本に変更されており、プリントの信頼性と速度が向上し、フィラメントの引き戻し頻度が減少するため、プリントエラーやフィラメント切れのリスクが軽減されると説明している。
さらに、Chroma Kitには当初乾燥剤パックを使用する予定だったが、今回「内蔵乾燥機能」を搭載することが明らかになった。この機能により、フィラメントの寿命が延びることが期待されているが、詳細についてはまだ明らかにされていない。

同社によれば、これらの新機能を最適化するため、Chroma Kitのさらなるテストと調整が必要となり、再延期につながったとしているが、リリースから約1年延長されたことで、Kickstarterで同製品を支援した多くの支援者からは、具体的な遅れの理由を追求する声や、返金要求などの声が高まり、炎上状態となっている。


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