Steakholder Foods、3Dプリント食品生産デモセンターを新設

Steakholder Foodsは革新的な3Dプリンティング技術を活用した食品生産のデモセンターを新設

先進的な3Dバイオプリンティング技術を用いた培養肉製品を開発するフードテック企業 Steakholder Foods(以下 ステーキホルダー・フーズ)は、革新的な3Dプリンティング技術を活用した植物由来の代替肉やシーフードの生産を実演する初のフルスケール・デモンストレーションセンターを開設した。この最先端の施設では、同社の3Dフードプリンター「MX200」と「HD144」を使用したリアルタイムの生産デモが行われ、顧客やパートナーに食品生産の全プロセスを体験する場を提供する。

顧客との関わりを深め、同社の3Dプリンティング技術を活用したカスタマイズ可能な高品質食品の生産能力をアピールすることを目的に造られたこのデモセンターは、実際の食品生産施設と同等の基準で設計されており、訪問者は素材の準備から生産、包装に至るまでの全工程を目の当たりにすることができる。さらに、試食エリアも用意されており、ステーキホルダー・フーズの製品の品質と多様性を実感することができる。

ステーキホルダー・フーズのCEOであるアリク・カウフマン氏は「このデモセンターは、顧客やパートナーとの交流の中核となる場所だと考えています。技術を見るだけでなく、未来の食品生産をリアルタイムで体験できる場です。この施設は、当社の技術力を広め、業界内での関係強化に重要な役割を果たすでしょう」と述べている。

センター内に2つの主力製品を展示

  • MX200プリンター
    Fused Paste Layering(FPL)技術を使用し、植物由来のタンパク質と脂肪を組み合わせて従来の肉の複雑な食感を再現し、さまざまな代替肉のカスタマイズが可能。
  • HD144プリンター
    Drop Location in Space(DLS)技術により、植物性材料を正確に配置し、魚やシーフードの本格的な食感を再現。柔らかい魚からフレーク状のフィレまで幅広く対応。

同センターは国外からの訪問者も受け入れており、バーチャルツアーの実施も予定されている。

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