- 2023-4-17
- 建設・建築・インテリア, 最新情報
- 3DFS, 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, 3Dモデリング, eco, FDM, FFF, filament, Furniture, robot, エコ, テクノロジー, フィラメント, ペレット, リサイクル, ロボット
スペインの洋菓子店に再生プラスチックで3Dプリントした壁画を設置
スペインのアビラに拠点を置くデザイン スタジオ Nagami と、マドリッドの建築設計事務所 Studio RRR は、セビリアのサルバドール広場にある洋菓子店の店内に、リサイクルプラスチックから3Dプリントされた壁面を製作し店内に設置した。
All Photo : Studio RRR
リサイクルプラスチックの新たな利用方法を開拓することを目的にとしたこのプロジェクトでは、産業用ロボットアームを用いたNagamiの3Dプリントシステムと、0.34トンのリサイクルPETGプラスチックを使用して、Nagamiのオフィスにて約124時間掛けて各パーツをプリント。その後、プリントされたパーツは現場で組立てられ、長さ9メートル×高さ3.4メートルの壁面として完成した。
廃棄されたペットボトル等を3Dプリント材料にリサイクル
プリント中の壁面パーツ
NagamiとStudio RRRのチームは、ケーキの形、質感、カットされた後のねじれ、変化するクリームの色、焼き上げた際のコゲの様子など、光によって変化する独特のコントラストと素材感を表現し、素材特性とユニークさを伝えるため、3Dプリント中の色素量を調整。様々な要素と曲線的なデザインで構成された3Dプリント壁面は、ユーザーからの距離に応じて変化する色や質感を楽しむことができる。
壁と平行に大きな木製カウンターが設置された店内は、3Dプリント壁面の表現力を高めるため、床および他の壁がスタッコ(化粧漆喰)で覆われている。3Dプリント壁面は、屋外から見た際には明るく黄金色に見えるが、店内に入るとよりソリッドで白っぽく見えるという。
関連記事
- 廃棄い草使用の3Dプリント家具でミラノサローネ出展
- 再生ペット3dフィラメントはCO2排出量を35%削減
- 環境規制に対応した生分解性フィラメント『酢酸セルロース』
- バイオベース材料で造られた3Dプリント住宅
- PPE廃棄物を3Dプリント用の材料に
- 100%リサイクルされたTPUフィラメント「Reciflex」
3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp