世界初! 3Dプリント製モスクがドバイに誕生

600人収容可能な3Dプリントモスク、2025年初頭完成予定

ドバイのイスラム慈善活動局(IACAD)は、世界初となる3Dプリントによるモスクの建設計画を発表した。ドバイのバール・ドバイ地区に建設予定のモスクは、2023年10月に着工し、2025年初頭に完成を予定している。

完成予定CGイメージ

2,000平方メートルのモスクは、600人の礼拝者を収容できる大きさを誇り、建物の基本構造を特殊なコンクリート材料を用いて3Dプリントする。この構造物をプリントするのに約4ヶ月掛かる予定で、設備を完全に設置するのにさらに12ヶ月を要する。また、建設に用いられる3Dロボットプリンタは、3人の作業員によって操作され、1時間あたり2m²のスピードでプリントされる。

モスクに使用される予定の3Dプリント構造物サンプル

このモスクは、ドバイの3Dプリント戦略の最新プロジェクトのひとつであり、ドバイをこの分野のリーダーとして位置づけることを目的としている。
IACADのエンジニアリング部門ディレクターであるAli Al Suwaidi氏は「このプロジェクトは世界初の試みであり、通常の方法でモスクを建設するよりも30%コスト高になる予定ですが、将来的には従来と同程度のコストになると考えています」と述べている。


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