- 2015-3-12
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FUEL3D社の最新3DスキャナSCANIFY(スキャニファイ)実機検証レポートを開始します
開封直後のSCANIFY
2015年1月に開催された世界最大の家電フェアCES2015でBest of Innovation Awardを受賞し、話題となったFUEL3D社の3Dスキャナ『SCANIFY』
id.artsでは、早速この最新3Dスキャナ『SCANIFY』を入手いたしましたので、今後複数回に渡りSCANIFYの詳細な実機レポートをお届けしていこうと思います。
SCANIFYとは
オックスフォードの医療用スキャナから生れたハンディタイプの3Dスキャナ。本体をPCに繋ぐだけで、誰でも手軽に3Dスキャンが可能な最新デバイスです。SCANIFYはカメラに近い使い方が可能で、従来の3Dスキャナの様に、長時間被写体を固定する必要がありません。簡易的なアングルであれば、わずか数秒でデータの取込みが可能。スキャンされたデータには対象物の色やテクスチャーが含まれるため、実物をより忠実に再現可能。
CES2015同社ブースに展示されたデモ作品
欧州などでは今月から出荷開始の予定ですが、日本国内では株式会社 ケイエヌトレーディングさんが国内総代理店を務めており、現在同社サイトから予約注文が可能になっています。日本での販売は2015年4月を予定されているそうです。
今後の記事では、単なる操作感などのレポートに留まらず、スキャンデータから3Dプリンティングへの流用方法や、様々なコンテンツへの展開方法などを、実例ベースでご紹介していこうと思います。
この他、現在id.artsでは様々なタイプの3Dスキャナ、最新3Dプリンタ、その他関連ツールの検証を行っております。予備知識の無い方でも出来るだけ分かりやすくお伝えできるように記事をまとめておりますので、今後『SCANIFY』などの情報と合わせ、定期的にお届けして参ります。
SCANIFYの基本性能
【商品詳細】
- 本体寸法:H 35mm × W 255mm × D 245mm
- 重量:0.52kg
- 光源:3ポイント(カメラ2ポイント)
- 電源:アダプターもしくはバッテリー
- 接続ポート:USB2.0×1
- 出力フォーマット:OBJ、STL、PLY
【スキャン詳細】
- スキャンボリューム:35cm
- 3D解像度(最大):0.25mm
- 最大データ誤差値:2.50mm
- 平均データ誤差値:0.30mm
【ソフト使用環境】
- メモリー:2GB以上
- ハードディスク空き容量:1GB以上
- プロセッサ:デュアルコアプロセッサ以上
CES Innovation Awardsとは
CES Innovation Awardとは、1976年からCESを運営するConsumer Electronics Association(CEA)がスポンサーを務め、それぞれの業界の選ばれた技術者や経営者が その年に全ての分野に置いて最も優れたと判断された商品に対し表彰される賞です。SCANIFYは、Best of Innovation Award(3D Printing & AdditiveManufacturing(3Dプリンティング&積層造形)部門)を受賞しています。
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