Amazonは3Dプリンタ搭載移動式拠点に関する特許を出願!在庫削減と配達時間の高速化を実現
数週間前に公開された特許内容によると、Amazonは、3Dプリンタを搭載した移動式拠点の研究開発を実施していることが判明した。
Amazonは、複数の3Dプリントサービス関連企業と提携し「Additive Manufacturing Products」サービスを展開しているが、公開された資料では、製品製造のために3Dプリントシステムを搭載した移動式オンデマンド3Dプリント技術に関する特許を出願している。
今回出願された特許により、以下のような課題への対応と解決策が含まれている。
- 取扱い点数の増加に伴い、巨大な在庫スペースが必要である。
- 大量在庫から注文商品を探すための時間とコストの問題。
- 在庫確保のために倉庫面積が広がれば、価格高騰に繋がる可能性がある。
- 注文から納品までの時間が延びれば、顧客満足度が低下し、収益の低下にもつながる可能性がある。
- これらの課題に対応するため「倉庫内在庫を減らす」「注文から納品までの時間を短縮する」の2つを実行する必要がある。
これらに対応するためAmazonは、3Dプリント技術の積極的な採用を進めている。
Amazonの移動式オンデマンド3Dプリントサービス
1) ユーザーからオンラインで注文が入る
2) 注文したユーザーから1番近い場所にある移動式3Dプリンタ搭載トラックにSTLファイルを送信
3) 注文品を配達中のトラック内で3Dプリント造形
4) 3Dプリントされた完成品を注文者へ届ける
現行の3Dプリント技術だけでは同サービスに対応した商品は限定されるが、今後これらのサービスに特化した3Dプリンタや関連した技術が開発されれば、現実味を帯びた製品やサービスの提供が可能になるかもしれない。
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