- 2015-1-15
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- 3DPrinting, 3Dプリンター, CES2015, FDM, FFF, ISS, Mark One, MarkForged, カーボン, グラスファイバー, ケブラー, テクノロジー, フィラメント, 国際宇宙ステーション, 試作
ケブラー・グラスファイバーで部品補強を可能にした唯一の複合3DプリンターMarkForged Mark One
カーボン系複合素材で高強度な造形品を3DプリントできるMarkForgedのMark One
2014年に発表され、高い強度と耐衝撃性などを備えたカーボン素材を利用できる3Dプリンターとして大きな話題となりましたが、TechcrunchのCES2015関連情報でも新たなデモが公開されています。(ソース)
デモでは、カーボンファイバーとナイロン使った高強度な軽量造形品などを紹介していますが、実際の性能については、同社サイトからも情報公開されています。一見して普通のFDM機で造形されたような作品も、同プリンターでプリントされた造形品としては、6061アルミニウムよりも優れた強度対重量比を有する繊維強化プラスチック部品の生成が可能であり、ABSをはるかに上回る強度を示している。ここまでの強度を示していれば、人の手で壊すことは難しいレベルですね。
また、サンプルとして公開された3Dプリントレンチは、先日ISS(国際宇宙ステーション)に送られたモノと同タイプのようですが、複合カーボンで造形されたパーツはスチール並みの強度を有しているそうです。ここまで軽量で高強度な造形が可能となれば、実用レベルのパーツ造形も可能かもしれません。
Google Chromeベースで実行するスライスソフトウェアは、レイヤー毎に繊維密度と方向を編集可能なため、この辺りの設定ノウハウを蓄積していけば、更に高性能な造形も可能になるのではないでしょうか?
STLファイルは、クラウド上のライブラリにて管理する。
Mark One基本セット 5,499ドル/現在のリードタイムは約10〜12週間
- Mark One 3Dプリンター本体
- MarkForged ソフトウェア
- 炭素繊維フィラメントサンプル:50cm3
- ガラス繊維フィラメントサンプル:50cm3
- ナイロンフィラメント:1000cm3
- 1 x CFF クイックチャージノズル
- 1×FFF クイックチャージノズル
Mark One デベロッパーキット 8,799ドル/現在のリードタイムは約10〜12週間
- Mark One 3Dプリンター本体
- MarkForged ソフトウェア/プレミアムソフトウェアサポート
- ケブラーフィラメント:300cm3
- 炭素繊維フィラメントサンプル:200cm3
- ガラス繊維フィラメントサンプル:300cm3
- ナイロンフィラメント:2000cm3
- 5 x CFF クイックチャージノズル
- 5×FFF クイックチャージノズル
- 2×print bed
基本仕様
- ビルドサイズ:320mm×132mm×160mm
- 対応材質:炭素繊維、ガラス繊維、ナイロン
- 解像度:FFF/100ミクロン、CFF/200ミクロン
- エクストルーダー:デュアルクイックチェンジ
- フィラメントサイズ:FFF:1.75mm、SBB:MF4
- 本体サイズ:575mm×322mm×360mm
- 対応OS:Mac OS、Windows、Linux
- サポートファイル形式:.stl
- 接続:無線LAN、イーサネット、USB、USBフラッシュドライブ
- カーボンファイバーCFF:1.55ドル/cm3
- ケブラーCFF:1.55ドル/cm3
- グラスファイバーCFF:0.67ドル/cm3
- ナイロンFFF:0.22ドル/cm3
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