セブンイレブン店内で3Dプリント

韓国のセブンイレブンが一部店舗で3Dプリントサービスをスタート!これも江南スタイル?

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世界的なヒット曲「カンナムスタイル」で有名な、大韓民国ソウル特別市南東部「江南区」にあるセブンイレブンが、一部店舗の店内に3Dプリンターを設置し、店舗内でのダイレクト3Dプリントに対応するサービスをはじめました。
約264平方メートルの床面積を要する二階建ての大型店舗には、イートインコーナーやマッサージチェア、専用バスルームまで設置されており、地域住民だけでなく、外国人観光客などの誘致も目的とした複合的な施設になっています。
この施設の多角的なサービスの一環として、今回 3Dプリントサービスを展開することになったようです。

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同サービスは、韓国国内で3Dプリントサービスなどを展開する3DPMartがサポートしており、お客は自らUSBメモリやSDカードを店舗に持ち込み、店内に複数台あるプリンターの何れかを選択し、造形を行う。造形完成品は、後日改めて受け取る仕組みとなっている。

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今回の韓国のシステムは、単純に店舗に 3Dプリンターを設置しただけのモノです。造形開始前のデータ内容確認やエラー等への対応、造形中に発生した不具合への対応など、運営するにはそれ相応の知識を有した専任スタッフが欠かせない仕組みとなってしまいます。
セブンイレブンのような巨大なマーケットでこういったサービスを実施するには、コーヒーメーカーのような感覚で気軽に造形できるようなシステムの開発が必須となるはずです。
また、世界最大の店舗数(17,009店)を誇るセブンイレブンジャパンが、同類サービスを日本国内で実施するのであれば、恐らくセブンイレブンが要する既存のオンラインネットワークシステムをベースとしたプリントサービスが主流になるはずです。
データのチェックなど、造形前の段階で必要なチェック機構はオンライン上でリアルタイム処理され、多少のデータの不具合や修正にも対応できるシステムになるはずです。逆に、韓国の同サービスのように、USBメモリやSDカードを使った入稿システムでは、不備も多く非常に非効率な仕組みになってしまうでしょう。
今回の韓国の事例は、試験的に一部店舗で実施した試みのようですが、日本だったらこういった曖昧な試験運用はせず、かなり初期の段階からオンライン化をベースとした仕組み造りを行うのではないでしょうか?

とは言っても、日本では店舗に3Dプリンター本体は置かないでしょうねw
上記したように、コーヒーメーカーのような感覚で利用できる機材が開発できれば別ですが、現実的に考えれば、DMMさんのような大型サービスビュローと提携し、入稿はオンライン、受け取りは店舗か直送。どのどちらかになりそうですね。

セブンイレブン店舗数(2014年9月現在)

  • 日本:17,009
  • アメリカ:8,139
  • タイ:7,965
  • 韓国:7,128
  • 台湾:5,025
  • 中国:2,017

 

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