- 2014-12-17
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生まれつきの障害を持つダービーは、3DSystemsの最新3Dプリンティング技術によって自由を取り戻す!
以前、先天性の障害を持つチワワ「TurboRoo」ために3Dプリント技術が活用された事例をご紹介しましたが、今回ご紹介するダービーも、生まれつき前脚に障害のあるワンちゃん。
ワンちゃんの養子縁組などを支援する非営利団体「Peace And Paws Rescue」でボランティア活動をする3DSystemsのプロダクト・マネージャーTara Andersonさんは、ダービーの引取り手を探すだけでなく、自社の3Dプリンティング技術を利用して、3Dプリント義足を製作するプロジェクトを始動した。
3DSystemsのデザイナーと動物義肢製作の専門家によるチームは、ダービーの前足の型から3Dスキャン・データを取得。ダービーの足にフィットするようカスタマイズされた義足を設計し、同社のマルチマテリアル対応最新3Dプリンター「Projet 5500X」を使用し、義足を造形。
Projet 5500xによって造形されるダービーの義足
ダービーの足に合わせ構築した義足は、過去に利用した車輪タイプの補助具とは異なり、ダービーの運動能力を飛躍的に向上させることに成功。ダービーは現在、毎日飼い主と共に4~5キロもの距離を散歩し、走り回っているそうです。
人間の義肢と同様、旧来のオーダー義肢はとても高額で、誰でも簡単に利用できるモノではありませんでしたが、3Dプリント技術の向上により、動物の世界でも同様の事例が増えていくのではないでしょうか。
Projet 5500Xに関する情報はこちら
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