3D SystemsがStratasysに対し合併を提案

3D Systems、13.3億ドルのStratasys合併案を正式に発表

米国サウスカロライナ州に本拠を構える3Dプリンタメーカー 3D Systems(以下 3Dシステムズ)は、業界同業者である Stratasys(以下 ストラタシス)に対し、合併案を正式に提案。
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合併による新体制の発足

2023年6月2日に3Dシステムズが発表したこの提案では、ストラタシスの1株当たり7.50ドルの現金と新たに発行される3Dシステムズの普通株1.2507株を提供する予定で、この提案は、3Dシステムズの流通株式が1億3530万株、ストラタシスが7210万株という状況を基にしている。
3Dプリンティング分野における二大企業が合併することで、アディティブ・マニュファクチュアリング(以下 AM)製造におけるグローバルリーダーが誕生することとなる。この統合が完了すると、ストラタシスの株主は新たに設立される組織の40%を所有し、約5億4000万ドルの現金を受け取る権利を持つことになる。

合併提案の詳細とその価値

3Dシステムズは2023年5月30日にストラタシスの取締役会に対してこの合併提案を行い、ストラタシスの株主に対して大幅なプレミアムを提供。約1億ドルのコストシナジーを含むこの取引により、ストラタシスの株主には18億4000万ドルを超える価値が提供され、これはストラタシスの全株式を換算した市場資本化の大幅な上昇となる。
ストラタシスの発行済み株式数が7210万株であることから、3Dシステムズからの総オファー価格は$18.47 × 72.1M = 約13.32億ドルとなる。この価値には、合併から見込まれるシナジーが約1億ドルの増加株式価値を追加することは含まれていない。

ストラタシスと3Dシステムズの合併提案の主なポイント

3Dシステムズは、市場地位、価値創出、財務結果、取引速度、確実性という観点から利益を強調。新たに形成される会社は、顧客に対して比類のない価値提案を提供すると予想され、市場アクセスとカバレッジが向上すると見込まれるいる。次の5~7年間で年複合成長率(CAGR)約21%で成長すると予想される同業界は、より広範な製造準備技術から利益を得ることになる。
新たに設立される組織は健全な財務状態を持つことになり、3Dシステムズの予測によれば、2024年には3Dシステムズとストラタシスの合併会社の収益は13億ドルに達し、純粋なAM価値製造企業としては最大のものとなる。

3Dシステムズは、この取引が迅速かつ確定的な合併契約へと進行することを約束。これにより、ストラタシスの株主はデスクトップメタルとの既存の全株式合併契約と同じ取引の確実性を得ることができる。この提案にはいかなる資金調達条件や遅延もなく、即時の現金および流動的な株式価値が含まれている。
また、この取引について3Dシステムズの専属金融アドバイザーとしてゴールドマン・サックス&コーLLCが任命され、法律顧問としてフレッシュフィールズ・ブルックハウス・デリンガー(US)LLPとともにイスラエルのヘルゾグ、フォックス&ニーマンが指名されている。


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