研究開発中のガラス3Dプリンタ?

イスラエルの企業Micron3DPは現在ガラス素材の3Dプリント技術を開発中!

3d-print-glass-3

通常の溶解積層(FDM/FFF)方式のエクストルーダー温度は、材料を溶解するため180℃~300℃台の温度で管理するのが一般的ですが、Micron3DPは現在、同じ溶融堆積方式によるガラス素材の3Dプリント技術の実用化に向けた研究開発を進めています。
研究段階では既にホウケイ酸ガラス(下記参照)を1640℃で溶解し、850℃で溶解積層させることに成功している。今後同社は、この技術を医療、航空宇宙、建築など、様々な産業に応用出来ると期待しています。

3d-print-glass-13d-print-glass-4

これだけの高温を安全に管理するには、技術的にもかなり難しい面があると思いますが、近い将来実用化が叶えば、また新しい3Dプリント分野を開拓することができるかもしれませんね。

3d-print-glass-5

ホウケイ酸ガラス(Wikiより)

ホウケイ酸ガラス(硼珪酸ガラス、ボロシリケイトガラス、英: borosilicate glass)とは、ホウ酸を混ぜて熔融し、軟化する温度や硬度を高めたガラスである。耐熱ガラス、硬質ガラスとして代表的な存在。熱膨張率が低く、そのため一般のガラスに比べて熱衝撃に強い。耐熱性・耐薬品性に優れていることから、理化学器具や台所用品などに用いられている。アメリカのコーニングの商標から「パイレックス」と呼ばれることも多い。


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る