時速350kmでF1を追跡する3Dプリントドローン

時速300km超で走行するF1マシンに追従するため開発された3Dプリント製ドローン

オランダのドローンメーカーであり映像製作を手掛ける Dutch Drone Gods(ダッチ・ドローン・ゴッズ)は、オラクル・レッドブル・レーシングのフォーミュラ1チームの高性能エンジニアリング部門であるレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと協力し、時速350キロで飛行できる3Dプリント製ドローンを開発した。

このドローンは、時速300kmを超える速度でF1マシンに追従するという挑戦に対し特別に設計されており、F1マシンよりも2倍速く加速し、わずか4秒で時速300kmに到達。最高速度は時速350kmを超えている。
シルバーストーンのグランプリサーキットに持ち込まれた3Dプリント製ドローンは、レーシングドライバー Max Emilian Verstappen(マックス・エミリアン・フェルスタッペン)が運転するオラクル・レッドブル・レーシングの新型マシン「RB20」に追従し、サーキットを周回しながらF1マシンを撮影した。

最終的に制作された映像の品質は非常に高く、3度のF1ワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンでさえもその目を疑ったほどである。

ドローン開発過程において、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズが持つノウハウと、3Dプリント技術を含むプロセスが活用され、極端なストレス下で部品が壊れたり焼失したりしないドローンを開発。この取り組みは、3Dプリントによって生産される部品の品質と、迅速かつ多反復の機能的プロトタイピングによって達成可能な新たな可能性を示し、フォーミュラ1の世界に新たな視点を提供している。


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