3Dプリント技術を使えば手ぶらで旅行に行けちゃう?

もう旅支度なんて必要ない?フィンランドのデザイナーによる新しい旅の形 lost luggage

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夏本番、お盆休みなどを利用し、長期旅行に行かれるかたも多いでしょう。
そんな長期旅行の際、大量の荷物をパッケージングするのはとても煩わしい作業ですね。フィンランドのファッションデザイナー「Janne Kyttanen」によって提案された新しい旅の形は、そんな煩わしさから解放されるかも?と言うコンセプトの旅。

旅行者は事前に荷物をパックせず、必要な荷物の造形データを送信するだけ。到着先に送られた3Dデータから、現地で必要とする衣類や装飾小物にバッグまで、全て一体で3Dプリント造形。手ぶらで訪れた旅行者は、到着後に現地で完成品を受け取れるという仕組み

アムステルダム市立近代美術館に展示される「lost luggage」(アムステルダム2014年コレクション)

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以前もお伝えした衣類用3Dプリンター「Electroloom」をはじめ、様々な素材に対応した新しいコンセプトのプリンターが登場しています。金属素材では、異なる性質の材料を混合造形するような技術研究も進んでおり、今後様々な技術開発が進めば、こんな未来的な旅の仕方が実現するかもしれません。

造形システムと同時に、様々な材料のリサイクルシステムも備われば、帰りの荷物はリサイクルマシンに「ポンッ」と投げ入れるだけで済んでしまうかもしれませんねぇ。

現地で必要な衣類、化粧品、装身具、靴、バッグなどが一台のプリンターから造形され、帰りは丸ごと置いてくる。こんなドラえもんのような世界が、現実になると楽しいかも。荷物を準備するのが面倒な筆者には最高の仕組みですが、旅支度も楽しみの一つとして考えてる方には必要無いシステムですね。

 

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