- 2016-7-1
- 最新情報
- 3DPrinter, 3Dプリンター, Arduino, CNC, eco, FarmBot, FDM, FFF, Food, IoT, Open Sourse, Raspberry Pi, Sensor, エコ, オープンソース, センサー, テクノロジー, ロボット, 太陽光, 農業, 食, 食事
小規模農業の研究素材として最適化されたオープンソースのハードウェアプラットフォーム『FarmBot』
カリフォルニア州に本拠を置くスタートアップ「FarmBot」は、世界初のオープンソース農業用CNCキット『FarmBot Genesis』の予約注文を7月1日(現地時間)よりスタートした。
同社が7月からキットとして予約注文を開始する「FarmBot Genesis」シリーズは、2,900ドル(送料350ドル~)の組立式キットで、アルミフレーム筐体に、3DプリントやCNC技術で加工された部品を備えた完全オープンソースの農業研究に最適化された自動農業用システムとして機能する。
※ FarmBot Genesisは7月末まで25%のディスカウント価格で販売中 https://farmbot.io/pre-order/
FarmBotの栽培システムは、スマートフォンやタブレット端末、パソコンからの遠隔操作が可能で、グラフィカルなインターフェイス上からドラッグ&ドロップするだけで、種まき、散水、雑草駆除等、ゲーム感覚で簡単に植物の成長計画(設計・管理)を実行することができる。
FarmBotは、システム全体が完全なオープンソースなプロジェクトとなっており、必要な情報をGitHubから入手することが可能で、ユーザーの用途に応じて自由にカスタマイズすることができる。これにより、栽培面積の拡縮はもちろん、様々なセンサーを使った土壌管理(水分含有量測定等)やローカル気象ステーションによるリアルタイム気象データの取得、ソーラーパネルを使った電源システムなどへの改良も可能となる。
また、FarmBot Genesisには日本語に翻訳されたドキュメント(https://farmbot-genesis.readme.io/docs/intro)も公開されているため、多少の知識があれば、誰でも比較的簡単に組上げることができる。
FarmBot Genesis基本仕様
- マシンサイズ:長さ1.5~3M × 幅0.5~1.5M
- 機械高さ:0.5~1.5メートル
- 最大栽培面積:2.9 × 1.4メートル
- 最大植物高さ:0.5メートル
- ツールベイスロット:5
- FarmBotツール:シードインジェクターと散水ノズル
- 種子ビン:3
- アッセンブルツール:3mm六角レンチ、2mm六角レンチ、8mmレンチ、10mmレンチ
- 全てのコンポーネントは防雨&耐腐性素材で作られている
関連記事
- 有機原料ECOフィラメント「WillowFlex」販売開始
- Choc Edgeチョコレートプリンタをバージョンアップ
- exiiiが新たなオープンソース義手プロジェクトを公開
- 食糧不足や人員不足に対応する農業用ロボットFarmBot
- 海洋廃棄物から生成された3Dプリントシューズ
- 廃棄プラスチックから生まれた再生フィラメントの販売開始
- 2020年代は3Dプリンタが一般家庭にも浸透する?
- 川の流れを利用した小型水力発電装置開発に3Dプリント技術を活用
- 安全基準を満たした食用対応可能フィラメント
- 火星では太陽光をエネルギー源に3Dプリント
- ソーラーパワー3Dプリンター
- 土や砂を利用した3Dプリント研究プロジェクト「Stone Spray Project」
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp