- 2015-1-21
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以前から話題となっていたDWS Labのデスクトップ型SLAプリンタXFABの詳細が明らかに!
2014年のCES2014で発表され話題となったDWS Labs社のデスクトップ型SLA方式プリンターXFABが、詳細の公開とプリオーダーを開始しました!
ジュエリー原型など、高精細造形を得意とするイタリアDWS社の造形機器ですが。今回オーダーが開始されたXFABは、そんな同社がリリースしたコンシューマー向け低価格デスクトップ機。
高い造形精度を有するDWSの低価格モデルということで、ユーザーからの期待もかなり大きな製品ですが、初期の発表後も詳細不明のままだった同機。2014年のDMSでも代理店から詳細が明らかにされていませんでしたが、2015年1月に開催されたCES2015にて、その詳細が明らかになりました。
XFABの特徴は、デスクトップタイプの光造形機としては大きなビルド領域(Ø180×180mm)と、バリエーション豊かなレジン環境。
対応材料は、標準仕様のアクリル樹脂(アンバー系)の他、ABSライク(グレー)、ABSライク(ホワイト)、ポリプロピレンライク、硬質の不透明樹脂、透明樹脂、ゴムライク(黒)、ゴムライク(透明)、セラミックナノ(ライトブルー)、キャスタブルワックス。
これだけの対応材料の豊富さに加え、プロ仕様の上位機種相当の表面品質や高速な造形速度。さらに、高精度ソフトウェアを備えていながら5,000ドル(+税)と言う低価格化を実現しています。
formlabs Form1+、RolandDG ARM-10、Autodesk SPARK系など、国内外各社で同価格帯製品がひしめくデスクトップSLA市場ですが、XFABがどこまで市場に食い込めるか楽しみです。DWS社の高い造形精度に豊富なレジン環境となれば、相当なアドバンテージとなるのは間違いありませんね。
XFABの主な仕様は以下の通り
- プリント方式:レーザー光造形
- 造形エリア:Ø180×180mm
- レーザー光源:ソリッドステートBlueEdge®BE-1300X
- スライス厚:10~100ミクロン
- 最小加工寸法:80ミクロン
- スキャン方式:ガルバノ方式
- ソフトウェア:XFAB Controller、Nauta™ XFAB Edition
- 入力ファイル形式:.STL、.SLC
- 本体サイズ:420mm×638mm×590mm
- 価格:5,000ドル(+税)
- PRE-ORDERはこちらから
独自の3D編集機能などを備えたNauta™ XFAB Edition
国内価格がどの程度に納まるか気になりますが、id.artsでも、2015年の購入候補No.1なのは間違いありません。
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