- 2025-3-27
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UltiMaker、3Dプリント技術に焦点を当てた産業エンジニアリング分野の次世代人材育成を推進
3Dプリントソリューションのリーディングプロバイダーである UltiMaker は、製造業および工学分野の次世代人材を育成・支援することを目的に設立された非営利団体 SME Education Foundation(以下 SME教育財団)と提携し、新たな奨学金制度「MakerBot Scholarship(以下 メーカーボット奨学金)」を創設した。本奨学金は、産業工学、製造工学、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)といった分野を志す学生を対象に、特に低所得層や教育機会が限られたコミュニティの学生に対し、高等教育への経済的支援を提供するものである。
メーカーボット奨学金は、同社が展開する「MakerBot Gives Back Initiative(メーカーボット・ギブズバック・イニシアティブ)」の一環であり、総額50万ドル相当の3Dプリンティングリソースを教育機関やSTEM関連団体に提供する取り組みの一部として位置づけられている。この取組みは、3Dプリントを活用したSTEM教育の裾野を広げ、持続可能な技術人材の育成を目指している。
奨学金の総額は2万ドル(1人あたり年額5,000ドル×4年間)で、受給者が安心して学業に集中できる環境を整えるとしている。
また、共同パートナーであるSME教育財団は、全米の高校生および大学生に対して年間約100万ドルの奨学金を授与しており、製造業およびエンジニアリング分野の次世代リーダーを育成することを使命とし、これまでに5,000人以上の学生に総額1,800万ドル以上の支援を行ってきた実績を持つ。
UltiMakerのMakerBot教育部門マネージャー、アンドレア・セルメーニョ氏は「教育と3Dプリント技術の融合が、未来の製造業を形づくる鍵である」と述べ、多様なバックグラウンドを持つ学生への支援が、より強靭な技術社会の礎になると語った。
3Dプリント技術は今や次世代の製造業や設計分野における中核技術とされており、この奨学金を通じて、より多くの若者が革新的なキャリアを築くチャンスを得ることが期待される。
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