大阪・関西万博の木材を3Dプリントで再生

大阪・関西万博ルクセンブルクパビリオンの木材を3Dプリンターで再利用し、上智大学へ寄贈

大日本印刷株式会社(DNP)は、大阪・関西万博のルクセンブルクパビリオンで使用された机・椅子・インテリアなどの木材を再利用し、3Dプリンターを活用した椅子を制作した。本取り組みは、資源循環の推進と持続可能な社会づくりへの意識醸成を目的としたもので、2025年12月23日に上智大学へ寄贈された。

ルクセンブルクパビリオンは「Doki Doki – ときめくルクセンブルク」をテーマに、同国が掲げる循環型社会と持続可能性のビジョンを体感的に伝える展示として構成された。パビリオン内では、木材をはじめとするリサイクル可能な自然素材を積極的に使用し、会期終了後も資源として再利用する計画が立てられていた。内装展示の施工を担当したDNPは、この理念を引き継ぎ、使用済み木材を新たな形へと生まれ変わらせる取り組みを実施した。

再利用された木材は、一度細かく粉砕された後、ペレット状の材料へ加工される。この素材を3Dプリンターで積層し、椅子として成形することで、廃棄されるはずだった資材に新たな価値を与えた。完成した椅子の中央部には、上智大学のエンブレムである鷲のデザインが施され、学びの場にふさわしい象徴的な意匠となっている。3Dプリント技術を活用することで、複雑な形状やデザインを無駄なく製造できる点も、本取り組みの大きな特長である。

今回の寄贈は、上智大学、ルクセンブルク大使館、ルクセンブルク貿易投資事務所、そしてDNPが長年にわたり築いてきた協力関係を背景に実現した。上智大学とルクセンブルクは、学生インターンシップや大学間交流を通じて深い関係を維持しており、今回の椅子は、その象徴的な成果の一つである。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けするニュースレターへの登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る