ポケモン風3Dモデルが簡単に作れる「PrintMon Maker」

Bambu Lab、テキストや画像から簡単にポケモン風3Dプリントモデルを生成する「PrintMon Maker」を発表

中国・深圳に拠点を置く3Dプリンターメーカー Bambu Lab は、AIを搭載した3Dモデル生成ツール「PrintMon Maker」をリリースした。この新ツールは、同社の3Dプリントモデルコミュニティ MakerWorld 上で利用でき、ユーザーはテキストや画像を入力するだけで、ポケモン風のオリジナルキャラクターの3Dモデルを簡単に作成し、3Dプリントできる。「PrintMon Maker」は、初心者にも扱いやすい操作性と、Bambu Labの多色3Dプリンタを使用した出力に最適化された仕様が特徴で、モデリングのハードルを大幅に下げる画期的なツールとなっている。

多彩なカスタマイズが可能な「PrintMon Maker」

PrintMon Maker」は、ユーザーが短いテキストや画像をアップロードすることで、AIがその情報をもとにキャラクターモデルを生成する。モデルはポケモン風のデザインで、作成後は「MakerWorld」でさらに編集が可能。編集機能は至ってシンプルで、誰でも直感的に操作できる設計となっている。キャラクター色は、4色、8色、12色の中から選ぶことができ、ベースの追加、ポジションや目のスタイルの調整もできるため、ユーザーは細部までこだわったオリジナルの3Dモデルを完成させられる。

完成したデザインはOBJファイル形式でダウンロードするか、Bambu Labのスライスソフト「Bambu Studio」でそのまま3Dプリントの準備ができる。Bambu Labはこのプロセスを「ミステリーボックスを開けるような楽しさ」と表現しており、利用者に新鮮な驚きを提供する。

AI技術を使った新たな3Dモデル作成のトレンド

AIによる3Dモデル生成は業界の注目を集めている分野で、NvidiaやGoogle、Physnaなどがそれぞれのツールを展開している。特に今年、SP3Dが発表した「Théia」は、2Dの技術図面からAIで3Dモデルに変換できる新しいツールとして話題となった。このようなトレンドの中で、Bambu Labの「PrintMon Maker」は、ユーザーがより気軽に3Dモデリングを楽しめる選択肢を提供している。

「PrintMon Maker」は正式リリース直後、多数のユーザーからのアクセスによりサーバー遅延が発生したが、現在は正常に動作している。


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