Perfactory4で腕時計パーツ出力

高精度3Dプリンター「Perfactory 4」で造形腕時計パーツ

出力直後の状態からの詳細をアップしました。
3Dプリント造形後、研磨、メッキを実施。

id.artsでは、日常業務として、腕時計や宝飾品のデザインを多数手掛けています。

毎年数多くの製品を世に送り出していますが
試作前の意匠確認等では、用途に応じた様々なタイプの3Dプリンターを活用しています。
モックアップの最終段階や、鋳造用原型製作では、この高精細3Dプリント「Perfactory 4」による造形をメインとしています。
今回アップしたのは、腕時計用ブレスレット。

通常、時計類の試作で樹脂成型することはなく、多軸CNC等による金属の削り出しがメインになります。
しかし、意匠確認時では、3Dプリントによる造形を行うことが多くなりました。
宝飾品の世界では、以前からこのタイプの3Dプリンタは活用していますが、それ以外の用途でも様々な場面で活用しています。

とは言っても
ここまで高精度な3Dプリンターで、限界まで精度を高めても
当然、高精度なCNCを超えることはありません。

【出力直後の状態】

par4_brace2
par4_brace11par4_brace3

出力後、バリ取りした状態
par4_brace6
どんなに高精度なプリンタで出力しても、やはり時計パーツには向かないですね。
par4_brace7
【メッキ後の状態】
寸法精度を優先し、メッキ下地処理を中止
研磨と下地吹きをしないと、どうしても光沢は出ませんね
納期上の都合があったため、今回は止むを得ない
par4_brace15par4_brace16

当たり前の話ですが
3Dプリンタによる造形は、モックアップ(意匠検討・プレゼン用途)がメインと割り切り使用しましょう。
現段階では、実商品同等の試作品は作れません。

 

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