老舗ノリタケが開発した3Dプリンタ用石膏材料

陶磁器メーカーの老舗「ノリタケ」が、3Dプリンタ用石膏材料を開発

一般的には食器メーカーの老舗として知られているノリタケ(株式会社ノリタケカンパニーリミテド)ですが、工業用機材・セラミックの開発メーカーとしても知られるメーカーです。
そのノリタケが開発した3Dプリンタ用石膏材料。

3Dプリンタ本体、材料共に、全世界シェアのほとんどを占める外国製品
日本の老舗焼き物メーカーが開発した石膏材料が、現行メーカーとどう差別化をしていくのか、今後の動向が気になります。

ノリタケの3Dプリンタ用石膏材料の特長
ノリタケ公式サイトより引用

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ノリタケは、創業以来、約100年前から食器成形用の石膏を手がけ、混合、調合、焼成など、保有するセラミック技術を利用して今ではさまざまな産業分野に向けて販売しています。食器、衛生陶器の型や機械部品の模型成形などに使われる石膏では国内トップシェアを誇ります。

他方、現在は3Dプリンター用の石膏材料は、海外メーカーが主流です。しかし、このプリンターが普及するにつれ、使い勝手を良くしたいという要望が増えてきたことから、当社も開発を手掛けることにいたしました。ノリタケは国内に石膏の技術開発と製造の拠点があり、細やかな対応が可能です。今後成長する分野と位置づけて注力してまいります。

 販売先と販売目標
主用途: 建築、医療などの各種模型用、技術研究用試験品 
2016年度売上目標金額は1億円

 

【セラミック製品の開発】

id.artsでは、長年デザイン開発を担当するブランドの新商品として、10数年前に京セラが開発したセラミック成形製品の商品化を手掛けたことがございました。
当時としては画期的な技術でしたが、その後飛躍的にその素材製品が伸びたようには感じません。
ここ数年で活気付いてきた3Dプリンタ技術により、また新たなセラミック技術が生まれ、新しい商品が次々に生み出されていくかもしれませんね。

 

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