ニコンSLMソリューションズ、2024年に1億5,000万ユーロの売上高36%増を記録
日本の光学光学機器メーカー Nikon(以下 ニコン)の子会社である Nikon SLM Solutions(以下 ニコンSLMソリューションズ)は、2024年度において売上高1億5,000万ユーロ(約240億円)を達成し、前年から36%の成長を遂げた。この成果により、ニコンSLMソリューションズは、中国の金属AM企業である BLT や Farsoon を上回り、金属3Dプリントハードウェアおよび材料販売の分野で優位性を確立した。 BLTは2023年に約1億7,000万ドルの収益を上げたが、その多くは金属3Dプリントサービスからのものであり、ニコンSLMソリューションズはこの分野でサービスを提供していない。
同社は、2024年7月にカリフォルニア州ロングビーチに最先端の「Nikon AM Technology Center」を開設し、航空宇宙、防衛、航空などの産業向けに高度なアディティブマニュファクチャリング技術、統合された研究開発機能、そして卓越した専門知識を提供している。 また、2025年2月には、埼玉県行田市に「Nikon AM Technology Center Japan」を開設し、アジア市場における金属AM技術の開発とサービス提供を強化している。
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ニコンSLMソリューションズのCEOであるサム・オリアリー氏は「金属アディティブマニュファクチャリングの可能性を追求し続けた結果、再び強力な成果を上げることができました。1億5,000万ユーロ以上の売上高は、2023年比で36%の増加を示しています。さらに、米国で画期的なNXG XII 600の生産を開始し、グローバルチームを大幅に拡大しました。2025年はこれまで以上の勢いでスタートを切り、カリフォルニア州と東京に新たな施設を開設し、アディティブマニュファクチャリングを推進しています」と述べている。
ニコンSLMソリューションズCEO サム・オリアリー氏
これらの取り組みを通じて、ニコンSLMソリューションズは金属3Dプリント技術のリーダーシップをさらに強化し、グローバルな製造業の革新を推進している。
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