Nano DimensionがMarkforgedの買収を完了

Nano DimensionがMarkforgedを買収!3Dプリント技術の未来を切り拓くAI製造統合体が誕生

今春、Desktop Metal の買収を正式に完了したことを発表したイスラエルの3Dプリンタメーカー Nano Dimension は、米国の3Dプリンタメーカー Markforged Holding Corporation(以下 Markforged)を約1億1,600万ドル(約168億円)で正式に買収したと発表した。今回の統合により、AIを活用した次世代型のデジタル製造体制が強化され、世界中の工場現場で高性能部品の迅速な生産が加速する見通しだ。
関連記事:Nano Dimension、Desktop Metalを買収完了

金属および複合材料向け3Dプリンタ分野で世界的な実績を持つMarkforgedは、ハードウェアだけでなく、クラウドベースのAIソフトウェアや材料技術を有しており、製造ラインでの設計再現性と量産性を同時に高めるソリューションを実現してきた。Nano Dimensionはこの買収により、AI強化型製造技術を自社製品群に統合し、航空宇宙、防衛、自動車、医療、産業機器など多岐にわたる分野への展開を加速させる構えだ。

Markforgedの元CFOであるAssaf Zipori氏が、Nano Dimensionの新CFOに就任。今後は、Markforgedが持つ複合材押出(CFF)や金属バインダージェッティング技術と、Nano Dimensionグループの多様なAM技術(ExOne、Admatec、ETEC、Nanofabricaなど)が一体となることで、極めて広範な3Dプリント技術ポートフォリオが完成する。
今後は財務の強化、製品開発の加速、製造効率の向上、パートナー企業との連携強化を通じて、長期的な利益体質の確立を目指すとしている。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けするニュースレターへの登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る