様々な3Dプリント技術を利用して制作されたレーシングカーレプリカ

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Building the 1927 Miller 91 race car

この制作物は、RPコンサルティング会社として有名な「C.ideas」さんによる3Dプリントプロジェクト。
四大3Dプリント技術である「FDM」「Polyjet」「SLS」「SLA」を利用し、1927 Miller 91 レーシングカーのレプリカを制作。

車体は40%スケールで制作され、モデリングから完成まで6週間で仕上げたそうです。凄い!
SolidWorksによるモデリングから各種プリント技術を利用した造形を行い、様々な工程を経て美しく仕上げられています。

ワイヤーホイールやグリルなどはクロムメッキ処理されており、光沢感のあるボディ廻りのペイントも素晴らしい出来栄えです。目立たないシャーシ廻りなども丁寧に塗装&メッキ処理されています。
また、タイヤに刻まれた文字類などもPolyjetによる造形品を利用しており、細部に至るまで100%3Dプリントされたレプリカ品です。

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動画では、各パーツの造形から洗浄等の後処理工程まで、一般の方が目にすることが難しい工業用の大型造形機による一連の作業の流れがご覧になれます。
個人的な意見ですが、一台数千万円クラスのこれらのハイエンド機器を「3Dプリンター」と呼ぶことに未だ抵抗がありますw

大型FDMプリンター「FORTUS 900mc」を利用し、シャーシ廻りを造形。

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高精細大型プリンター「Objet Eden500V」では、タイヤ廻りなどのゴムライクパーツなどを造形。

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3DSystemsの大型SLSプリンター「sPro 60 SLS Center」にて複雑で細かいパーツ類を造形。

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ボディとメッシュホイールは、大型SLAプリンタ「iPro SLA Center」にて造形されています。

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完成したレプリカ 凄い…
この大きさとパーツ数を造形考えると、相当なコストが掛かっていると思われます。小型車が買える程度の費用は掛かっているかもしれませんが、これだけの完成度を観ると納得できる価格かもしれません。予算があれば、是非我々も挑戦してみたい造形品です。

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