超音波を用いてバーチャル3D形状をレンダリングする新たな触覚フィードバックテクノロジー
ブリストル大学の研究チームによって開発されている新たな触覚デバイスは、超音波技術を用いて空間上にバーチャルでよりリアルな3次元オブジェクトを描くというテクノロジー。
特定の領域に発せられた超音波の複雑なパターンの焦点を合わせることによって起因する空気の乱れを使用し、目に見えない空間に擬似的な立体オブジェクトを描く技術。バーチャル形状に触れたモノが認識可能な触覚フィードバック形状を空間上に描いてしまう。
例えば、医療分野であれば、CTスキャンとこの触覚フィードバック技術を併用することで、外科医は腫瘍などの疾患を外科的手術を行うまえに直接自らの手で感じるようにすることも可能になります。
最近では、疾患のある臓器をCTスキャンデータから3Dプリンティングし、術前検証などに活用する例も多く報告されていますが、こういった技術の進化により、更に高度な術前検証が可能になり、外科的手術などによるリスク軽減にも役立つのかもしれませんね。
下の検証用映像では、薄く張ったオイル面に超音波を当て、音波による影響度合いなどのデモが確認することができます。
球体などをキチンと球体であると認識させることはかなり難しい技術だと思いますが、比較映像からもリアルタイムに3次元的な形状を描いている様子がうかがえますね。
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