グーテンベルク、高速・高精度3Dプリンタ「G-ZERO」シリーズの新型機をTCT JAPANで初公開
FFF方式3Dプリンタを開発するグーテンベルクは、2024年1月31日から東京ビッグサイトで開催される3Dプリンティング&AM技術の総合展「TCT JAPAN 2024」において、開発中の新機種である大型版「G-ZERO(名称未定)」を先行公開する。この新型機は、従来の特徴である高速・高精度を維持しながら、造形エリアを約2倍の20,700㎤まで拡大。大塚化学社と共同開発した「POTICON FILAMENT」との組み合わせにより、これまで分割せざるを得なかった大型の部品も高強度に、高精度かつ高速でプリントすることができるという。
TCT JAPANでは、開発中の実機デモンストレーションに加え、「POTICON FILAMENT」による試作品も展示される。
2022年に販売を開始したG-ZERO
新機種”大型版G-ZERO”の特徴
高速、高精度で大型化
G-ZEROと同等の高速印刷が可能で、なおかつG-ZEROからスケールアップした360mm×250mm×230mmまで造形エリアを拡大。エリア最大サイズのプリントも一晩で完了し、高精度部品の生産や大型治具の製造など造形の自由度も広がる。
「POTICON FILAMENT」が引き出す高強度×高精度というポテンシャル
大塚化学社との共同開発により、同社製エンジニアリングプラスチックシリーズ「POTICON FILAMENT」への最適化を実現。超微細チタン酸カリウム繊維配合で真円度が高く均一な太さである「POTICON FILAMENT」は、長時間の安定造形に優れ、射出成形と同等の強度を発揮。微細部品や摺動部品の造形も可能。
新機種造形サンプル
大塚化学社との連携による新フィラメントの試作品
2023年8月に資本業務提携を結んだ大塚化学が開発するPOTICON FILAMENTシリーズとG-ZEROシリーズが連携して、共同開発に取り組んでいる。イベント期間中にはこれまでのPOTICON FILAMENTでの造形品に加えて、新規開発中のフィラメントによる造形品も展示。強度×精度で突出した性能を持つ同シリーズの新しい展開となる。
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