米軍向け3Dプリントロケット初飛行に成功

Firehawk、米陸軍向け3Dプリントハイブリッドロケットの初飛行試験に成功

次世代ロケット推進システムを開発する米国の宇宙関連ベンチャー Firehawk Aerospace は、米陸軍応用研究所(AAL)との契約の一環として、3Dプリント技術を駆使したハイブリッドロケットエンジン「Firehawk Analog(GFA)」の初飛行試験に成功した。

3Dプリントハイブリッドロケットの初飛行試験

専用の移動式発射台から打ち上げられたロケットは、高度18,000フィート(約5,500メートル)まで上昇し、音速を突破。防衛分野での迅速な開発と低コスト化を可能にする3Dプリント技術の革新性を示した。
今回の成果は、米国防総省で使用される固体ロケットモーターの代替開発に向けた取り組みの一環で、今後は「ジャベリン級」「スティンガー級」ロケットの実証試験も予定されている。

ハイブリッドエンジン試作機の燃焼試験

同社CEOのウィル・エドワーズ氏は「3Dプリンターによる積層造形とハイブリッド推進の組み合わせは、戦術システムに新たな可能性を与えます」と述べ、設計から試作、打ち上げまでを短期間で実現できる技術基盤の強みを強調した。


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