- 2014-8-13
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dスキャン, 3Dプリンティング, DisneyResearchHub, Hair, SIGGRAPH, SLS, テクノロジー, ディズニー, フィギュア, フェイススキャン, 石膏, 石膏造形
ディズニーが開発した3Dヘアキャプチャ技術でリアルな髪の3Dプリントフィギュアが生成可能に!
毎回様々な新技術を公開しているディズニーリサーチが、サラゴサ大学の研究者と共同開発しSIGGRAPH 2014で発表したキャプチャ&ヘアスタイリング技術。
従来のフェイススキャン技術によるフィギュア化では、髪の再現がとても難しく、リアルさに欠けるという大きな欠点がありました。
人の髪型は、顔と同等に個人を特定する大きな特徴の一つであるため、よりリアルな髪型の再現が大きな課題の一つとされていました。今回、ディズニーとの研究チームが開発したこの「Capturing and Stylizing Hair for 3D Fabrication」では、異なる方向(資料では4方向から)キャプチャした頭部写真のカラー情報を元に、元形状を保ちつつ可能な限り軽減化された髪のジオメトリを生成。軽減されたジオメトリにマッチしたカラーマップを設置し、3Dモデルを生成する技術のようです。
プロファイルはパラメーターによってある程度コントロールできるようですが、細かな髪の再現を3Dプリンティング(造形機器の特性など)に最適化させるためには、それに適合したジオメトリの生成が必要だと思います。その辺りも見事に最適化されていますね。凄い!
スカルプトモデラーでコツコツと髪を整える手間が少しは軽減されるかもw
この技術、ブロンドヘアや赤毛など、色の深度が掴みやすい色の髪では上手くいくと思いますが、アジア人の黒髪でどこまで正確にキャプチャリングできるのか、とても気になりますねぇ
ある程度はライティングによってコントロールできると思いますが、よりリアルに再現するには、やはり明るい髪色の方が良いのかもしれませんね。
それと、かなりパワーのあるCPUとGPUを積んだPCでないと、厳しそうです。
詳細論文はこちらにアップされているので、興味ある方は是非ご覧ください。
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp