Cobra、3Dプリント製アイアンを拡充

Cobraが3Dプリント製アイアン「3DP MB/3DP X」を追加し、経験者から中級者まで対応領域を拡大

カリフォルニア州に本拠を置くスポーツ用品メーカー Cobra Puma Golf(以下 コブラ)は、3Dプリント技術を活用した新しいアイアン「3DP MB」と「3DP X」を発表した。これらのモデルは、3Dプリントならではの設計自由度を活かし、上級者が求める打感や操作性と、ミスに強い安定性を両立させることを目的としたものだ。

今回追加された2モデルはいずれも、金属粉末をレーザーで溶かしながら積み重ねる3Dプリント技術によって製造されている。内部には格子状の構造が設けられており、不要な重さを削減しつつ、浮いた重量を最適な位置へ配置できる点が最大の特長である。従来の鍛造や鋳造では難しかった、内部構造そのものの最適化が可能となり、ボールを打つ芯が広がり、多少打点がずれてもヘッドがブレにくくなるという。

3DP MB」は、いわゆるマッスルバックと呼ばれる小ぶりで操作性の高い形状をベースにしながら、内部構造とタングステンウエイトによってミスへの寛容性を高めている。一般にマッスルバックは正確に打てば狙い通りの球が出る反面、ミスをすると結果が大きく崩れやすいが、本モデルではその弱点を和らげることを狙っている。主にハンディキャップ10前後の、競技志向が強いゴルファーを想定した設計だ。
一方の「3DP X」は、ハンディキャップ10〜20程度のゴルファーを想定したモデルで、ボールを上げやすく、直進性を高める方向に最適化されている。見た目は比較的シャープでありながら、中身はミスに強い構造となっており、従来の“やさしいクラブは打感が鈍い”という印象を覆すことを目指している。コブラは、3Dプリントによって「やさしさ」と「打感」を同時に成立させられると考えている。

価格は6本セットで約1,980ドルと高価ではあるが、注目すべき点は、話題作りの限定モデルではなく、上級者から中級者までをカバーするラインアップとして展開している点である。これは、3Dプリンターを活用した製造が一部のプロ専用技術ではなく、将来的に一般市場へ広がることを見据えた戦略といえる。


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