3Dプリンターで実現する革新的パスタ体験

Barillaがパルマに最新技術拠点を開設し、3Dプリンターと食品研究で次世代のイタリア料理を創出

イタリアの大手食品メーカー Barilla(以下 バリラ)は、パルマに新設した研究拠点「BITE(Barilla Innovation & Technology Experience)」で、3Dプリンターをはじめとする先端技術を食品開発に導入し、未来のイタリア料理づくりに挑んでいる。パスタの形状設計から味や食感の分析まで、デジタル技術と伝統的な食文化を融合させる取り組みは、料理の概念そのものをアップデートする新たな潮流を生み出している。

バリラは、新設したBITEセンターにおいて、3DプリンターやAIセンサーなどの先端技術と食品開発を組み合わせ、研究・試作・評価のプロセスを大幅に効率化している。150,000平方フィートを超えるこの広大な施設には、パイロットプラント、実験室、共同開発スペースが統合され、200名の専門家が世界84の研究機関と連携しながら食品の未来を探求している。

同センターの最も象徴的な成果の一つが、3Dプリントパスタブランド「Artisia(アルティシア)」だ。従来の押し出し製法では実現できなかった複雑な形状を、独自の3Dプリント技術で創り出し、芸術性と機能性を両立したまったく新しいパスタ体験を提供する。職人の質感とデジタル設計の精密さを兼ね備えたArtisiaは、料理を視覚・触覚・味覚で楽しむ“多感覚の食体験”を提案するブランドに進化している。
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BITEの技術革新は自動化やデジタル化だけにとどまらない。パスタの乾燥工程や食感の分析など、味と品質に直結する工程の研究はすべて、イタリア料理の本質である「伝統的なおいしさ」を守るために設計されている。バリラグループ会長グイド・バリラ氏は、「人々の変化するニーズに合わせながらも、本物のクラフトマンシップを大切にします」と述べ、同社の変わらぬ価値観を示した。

3Dプリントパスタ「Artisia」の購入について

Barillaの3Dプリントパスタは、日本からの購入が不可能な商品ですが、id.artsでは独自ルートで「Artisia」の入手が可能です。購入希望の方は、問い合わせフォームよりご連絡ください。

3D Food Printing(3Dフードプリンティング)」に特化した各種サービス

id.arts(アイディーアーツ株式会社)では、3Dフードプリンターの販売、デモンストレーションの他、専用材料の開発、コラボレーション、フードプリント関連コンサルなど、3Dフードプリンティングに特化した様々なサービスをご提供しています。
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