Bambu LabとThe Virtual Foundryの提携により金属3Dプリント普及戦略「Universal Metal Expansion」を始動
金属3Dプリンティング用フィラメントの専門メーカーである The Virtual Foundry(以下、TVF)は、これまで蓄積した技術と知見を活かし、FDM/FFF方式3Dプリンタを金属造形対応へと進化させる「Universal Metal Expansion」戦略を発表した。この一環として、低価格なコンシューマー向け3Dプリンタ市場を席巻する Bambu Lab との新たな販売提携を締結し、金属3Dプリンティングのさらなる普及を目指すとしている。
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TVFが提唱するUniversal Metal Expansionは、一般的な樹脂系フィラメント3Dプリンタに金属造形の可能性を付与する取り組みである。TVF製の金属フィラメント「Filamet」と、Bambu Labの高性能3Dプリンタを組み合わせることで、これまで高価で扱いづらかった金属3Dプリントを、より幅広いユーザー層へと開放する。
この提携により、ホービーユーザー、教育機関、研究者、さらに試作や部品製造を求める企業など、多様な利用者が金属パーツを手軽に3Dプリントできる環境を整えることで、金属造形分野は新たな成長期を迎えることになる。
金属フィラメントを使用することで完全な金属部品の製造が可能
TVFは、金属フィラメントのパイオニアとして多種多様な材料ラインナップを提供してきた。近年、Desktop MetalやMarkforgedといった先行企業がコスト面などの課題により勢いを失う中、BASF Forward AMによる素材供給の後退も相まって、新たなプレイヤーが市場拡大へ動き始めている。TVFはこの好機を捉え、Bambu Labとの連携を軸に、汎用性とコストパフォーマンスに優れた金属3Dプリントソリューションを広く提供することで、市場全体の活性化を図る考えである。
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