Bambu Labがティーザー公開、8月26日22時に新しい大型機種「H2S」を発表する
デスクトップ型3Dプリンター市場を席巻する Bambu Lab は、ユーザーからの要望に応え、コストを抑えつつ大型造形に対応したシングルエクストルーダー採用の新型3Dプリンター「H2S」を、8月26日に発表する。
この情報は、6月6日に当サイトが報じたリーク記事『H2D後継機?Bambu Labの新モデル画像が流出』で明らかになった製品に該当する。
2020年に元DJIエンジニアらによって設立されたBambu Labは、新興メーカーながら、短期間で3Dプリント技術分野のリーダーに躍進してきた。今回発表予定の「H2S」は、今春にリリースされたデュアルエクストルーダー仕様の大型機である「H2D」に対し、シングルエクストルーダーを意味する「S(Single)」を製品名に含めた大型機とされている。
ユーザーの間では、単一エクストルーダーによって構造をシンプル化しつつ大型筐体を実現することで、コストの抑制と安定した多色3Dプリントの両立が期待されていたが、「H2S」は正にその要望に応える形で登場し、プロ用途から教育分野、さらには3Dプリンターファームによる量産まで幅広い活用が見込まれる。
両サイドにカッターを備えたH2Dと異なり、H2Sは右側のみ
Bambu Labはこれまでに、A1シリーズ、P1シリーズ、X1 Carbon、そしてH2Dシリーズなど、初心者からプロフェッショナルまで対応する多彩なラインナップを展開してきた。A1シリーズは手軽さと多色プリントを両立した万能機で、P1シリーズは安定性と拡張性を兼ね備え、X1 Carbonは複合材料に対応する高性能機として位置づけられている。中でもH2Dはレーザーカッターやブレードカッターを組み合わせられるモジュール構成が特徴的なモデルである。
H2Dシリーズで採用されたデュアルエクストルーダー
今回の「H2S」の投入により、Bambu Labは「高速・高精度・多機能」というこれまでの強みを維持しながら、大型造形とコスト最適化という新たな市場ニーズを取り込もうとしており、同社が掲げる「誰もが身近に使える3Dプリント技術」の実現に向けた大きな一歩だといえる。
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