AnkerMake、廉価版3Dプリンタ「AnkerMake M5C」発売

AnkerMake、AIカメラやタッチスクリーンを廃止した廉価版3Dプリンタ「AnkerMake M5C」を発売

様々なデジタル関連製品を展開する電子機器メーカー Anker の3Dプリンタブランド AnkerMake は、先に販売を開始した「AnkerMake M5」から、モニタリング用AIカメラやタッチスクリーンを省き、よりシンプルでコンパクトになった廉価版3Dプリンタ「AnkerMake M5C」の発売を開始した。
価格は「AnkerMake M5」よりも30,000円安い、69,990円となっている。

クラウドファンディング Kickstarter で11億円超の資金調達に成功し、Ankerブランド初となる3Dプリンタ「AnkerMake M5(以下 M5)」を発売したAnkerは、モニタリング用AIカメラやタッチスクリーンを省き、より価格を抑えた「AnkerMake M5C(以下 M5C)」を新たに発売。
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M5の基本機能を取り入れ、シンプルなワンクリック機能を備えたM5Cは、プリンタ本体のセッティングやプリントジョブの管理など、すべての操作をPCやスマートフォン(AnkerMakeアプリまたはAnkerMake Slicerソフトウェア)から行うことで、タッチスクリーンを廃止。また、タッチスクリーンと共にAIカメラも取り除かれたが、アプリやスライサーを通してプリントの進捗状況をモニターし、異常がないかを確認することができる。

M5の高速プリント機能など、基本性能をそのまま受け継ぐM5Cは、効率を最適化するためプリントヘッドとフィラメントパスを再設計。コンパクトで軽量なヘッドデザインは冷却機能を改善し、フィラメントの振れ検出をツールヘッドに直接統合。オールメタル製ホットエンドは、最高300℃(M5は260℃)のプリント温度を可能にし、これまで以上にクリエイティブな可能性を広げる。

M5から若干小さくなった220×220×250mmのプリントエリアと、M5と同じPEIビルドプレートを持つM5Cは、完成したプリントジョブを簡単に取り外すことができ、優れたプリントキャリッジとモーションシステムは、安定性を損なうことなく精度を高めるために綿密に再設計された。

AnkerMake M5 との比較

M5CM5
プリントエリア220×220×250mm235×235×250mm
プリント速度500mm/s500mm/s
プリントの高速化5000mm/s²5000mm/s²
ベンチプリント (最大)17分17分
造形プレート温度 (最大)100℃100℃
カメラ
ホットエンド全金属PTFE
押出流量35 mm³/s24 mm³/s
ホットエンド温度 (最大)300℃260℃
スクリーン4.3インチ タッチスクリーン
本体サイズ466×374×480 mm³
(フィラメントホルダーなし)
502×438×470 mm³
(フィラメントホルダーなし)
本体重量(総重量)9.6kg(12.8kg)12.6kg(15.7kg)

AnkerMake M5Cは、10月14日(土)0:00から開始される「Amazon Prime 感謝祭」でも特別価格で販売される。


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