AnkerMake(eufyMake)が3Dプリンタ事業から撤退か、M5シリーズも姿を消す
中国の電子機器メーカー Anker が展開する3Dプリンターブランド「AnkerMake」に、撤退の兆しが見え始めている。同社の3Dプリンター「AnkerMake M5」および「AnkerMake M5C」モデルは、既に公式ストアのラインナップから削除されており、AnkerMake公式ドメイン(ankermake.com)は、Ankerの別ブランドである「eufyMake」へ転送されるようになった。さらに、ユーザーコミュニティでは特定パーツの供給停止やサポート遅延に関する報告も増加している。
Amazon(日本)には現在も在庫があり購入可能な状態にあるが、この動きは、Ankerがコンシューマー向け3Dプリンター事業から戦略的に撤退しつつある可能性を示唆しており、既存ユーザーにとっては深刻な問題となる。「AnkerMake M5C」は、高速・簡単・アプリ連携を特徴としたモデルとして人気だったが、近年、Bambu Lab を中心とした自動キャリブレーションやマルチマテリアル対応といった高度な機能を持つ低価格製品が次々と登場し、競争が激化。
現在、eufyMakeはUVプリンターを除き、3Dプリント製品のラインアップを完全に閉じている。Ankerの広報担当者は一部メディアの取材に対し、「販売は無期限で停止中」と答えており、同社の3Dプリンター事業は事実上の撤退状態にある。
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