柔軟性3Dプリント材料「Filaflex」

様々な用途に最適化された柔軟性フィラメント「Filaflex」シリーズが製品化を加速

スペインの3Dプリント材料メーカー Recreus は、柔軟性と耐久性を兼ね備えた3Dプリンター用フィラメント「Filaflex(フィラフレックス)」シリーズを拡張。Filaflexは、従来の3Dプリント技術を、実用製品の製造段階へと大きく前進させる。

Filaflexシリーズは、熱可塑性ポリウレタン(TPU)を主成分とし、用途に応じて選べる4段階の硬度(60A、70A、82A、95A)をラインアップ。最も柔らかい60Aは高い弾力性を持ち、医療用インソールやウェアラブル製品などにも最適である。一方で、95Aはより剛性があり、日常使用のパーツや構造物に適している。いずれの製品も層間接着性に優れ、反発性・耐久性ともに高く、プリント精度の高さも魅力のひとつだ。

Filaflexシリーズは、より専門性の高いニーズにも応える製品郡をラインアップ。クッション性に富む「Filaflex Foamy」や、導電性を備えた「Conductive Filaflex」、100%リサイクル素材からなる「Reciflex」、さらには光でCO₂を分解する「Filaflex Purifier」など、機能性と環境配慮を両立するラインアップが特徴だ。中でも、植物由来素材を使った「Balena.Filaflex」は、生分解性を持ちサステナブルファッションの分野で注目されている。

さらに、意匠性を重視するデザイナーに向けて、パステル調のカラーバリエーションを取り揃えた「Footwearology カラーパレットエディション」も用意。ミントやラベンダー、オーツなど柔らかな色調は、プロダクトに優しさや個性を加える演出として支持を集めている。

Recreusでは、製品ラインアップの拡張だけでなく、ユーザーを支援するための情報提供にも力を入れており、推奨温度、プリント速度、ベッド接着方法といった技術データのほか、チュートリアルやトラブル対策ガイド、研究事例や実践レポートなどを公開している。

機能性、柔軟性、サステナビリティ、この3つの価値を兼ね備えたFilaflexシリーズは、3Dプリント技術の可能性を一段と拡張し、新しいものづくりのスタンダードを築きつつある。

Filaflexシリーズの購入はこちらから


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けするニュースレターへの登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る