Flashforge「Flash Cloud」がサイバー攻撃を受けユーザーデータ消失

Flashforge「Flash Cloud」へのサイバー攻撃によるユーザーデータ消失と再登録のお願い

3Dプリンタメーカー Flashforge は、同社が提供する3Dプリント向けクラウドサービス「Flash Cloud」がサイバー攻撃を受け、一部ユーザーデータが消失したと発表した。今回の障害により、すでにアカウントを登録していたユーザーは、サービスを継続して利用するために再度アカウント登録と3Dプリンターの再紐付けを行う必要がある。

同社Facebookページへの投稿によれば、サイバー攻撃によるデータ消失が確認された直後、技術チームが速やかにサーバーの修復を完了し、現在は通常稼働に復旧しているという。しかし、攻撃の影響範囲や漏洩の有無など詳細情報について、同社からの追加発表はまだない。

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3Dプリント技術の発展に伴い、クラウド経由でのプリンター制御やデータ管理が一般化しつつある。一方で、今回の事例のように外部からの攻撃を受けるリスクも高まっており、クラウドサービスのセキュリティ対策やデータ保護の重要性が改めて浮き彫りになった。3Dプリント分野では、最近 Bambu Lab がサードパーティアプリとの連携制限を「セキュリティ強化」として打ち出し、コミュニティから大きな反響を呼んでいる。このように、クラウド上で3Dプリンタを運用する際には、利便性と同時にセキュリティ面での懸念が注目されている。
今回のサイバー攻撃は、ユーザー自身が所有する3Dプリンタのデータや操作環境の安全を改めて考える契機ともいえる。同社は今後、再登録や再紐付けの手続きをユーザーに呼びかけつつ、セキュリティ対策の強化を図ると予想される。


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